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世界三大ヴァイオリン
16世紀から17世紀のイタリア北部、クレモナという小さな都市でヴァイオリン製作という樹木が繁茂した。
この樹は急速に伸びアマティ、ストラディヴァリ、グァルネリの世界に冠たる三大名器を結実させたが、わずか1世紀半で枯れてしまった。しかし、その実は世界における三大名器として今日もなお宝石のような光沢を放ち、人々の心を魅了している。
Guarneri グァルネリ
グァルネリー派の名声を高め、不動のもにしたのはヨーゼフ・グァルネリ(1628〜1698)であった。彼は、ニコラ・アマティーの弟子であったアンドレア・グァルネリの孫である。もっとも孫といっても、次男のヨーゼフ一世の息子とする説、三男の息子とする説またはアンドレアの孫ではなく甥とする説など諸説粉々である。
グァルネリはヴァイオリンの音にもっとも関係の深いものは、細工、形態であって、用材の良否ではないと考えていた。したがって初期の作品は、木質に配慮せずクレモナの伝統を破るような楽器を作ったため不評を買い自棄になり酒におぼれる生活が続いたという。しかしグァルネリが到達した型は、まったく理想的なものといってもよいものであった。長くつりあっがたような大胆な切り込みのf字孔、大きく豪快なC字部、独自な渦巻、そして夕陽にたとえられるニスの輝きなどストラディヴァリに匹敵するとも劣らないものであった。とくに、力強く豊かな低音域は、ストラディヴァリとは異なった味わいがあり現在でも一流の演奏家の間で人気を二分しています。 |
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